因为现在网上还找不到txt格式的12卷,只好找了两篇读后感,希望哪位大大能翻译下哈。
電撃文庫のラノベ、『狼と香辛料ⅩⅡ』(支倉凍砂先生原作、文倉十先生イラスト)が発売中です。 アニメ2期も放送中で、今が旬な作品のひとつですね。
表紙はもちろんホロ。 雌豹のポーズならぬ雌狼のポーズが色っぽい感じでそそられますね。 ロレンスが羨ましすぎる件ww
今回のエピソードでは、北の地図を求めるロレンス一行が、ハスキンズ翁の紹介で絵画商の元を訪ね、その仲介で褐色の肌を持つ美人銀細工師フランと出会うところからスタート。 地図を描く代わりにフランが求めたこととは?そして、謎の天使の伝説を解き明かす事は出来るのか?といった展開です。
商売そのものよりも、手掛かりをつなぎ合わせて真実に近付いていくような感じのお話なので、理系よりも文系的なお話だと言えるかもしれませんね。
旅に同道する事になったフランも、このシリーズに登場する女性の例にもれず、美しく強い人物として描かれています。 頑なな職人であると同時に、したたかな知性も併せ持つフランには、ホロも一目置いているご様子。 2人の駆け引きの理由と、その結末は見逃せません。 文章とフランのイラストのシンクロ率の高さには、思わずニヤリとする事間違いなしかと。
立ち寄った村で、はじめは警戒気味だった村人達がロレンスの話術によって打ち解けていく様子も、人との対話を巧みに操る商人らしい感じが出ていて良かったです。 その土地に住む人らしさを描くのも相変わらず上手いですね。
また、大きな影響力を持っている教会の存在が、効果的に使われているところも、同じく上手かったです。
人と文化についての描写がしっかりしていることが、世界観を安定したものにしていて好印象でした。 (*^-^)b
肝心のホロとロレンスの結び付き部分は、派手ではないものの、心の深い部分で理解しあえている雰囲気が伝わって来てニヤニヤでした。
ロレンスの鈍感っぷりにはまだまだ改善の余地がありそうwwですが、良き雄として格好良い所も見せてくれたので十分に及第点かと。
カラーイラストのシーンのやり取りが、いかにも盛り上がっていそうだなと思いつつ読んでいたのですが、その直前のロレンスのセリフが加わった事で、予想以上に良いシーンになっていたと思います。
不安と共感、希望と絶望が入り乱れ、全体的に波乱含みな展開ですが、特にラストで事実が次々と繋がっていく所は、伏線の効果もあいまって、手に汗握りました。 狼も強いですが、人の強さにもグッと来る展開は必見です。(*^-^)b
今巻も安心して楽しめる良作でした。 ファンの方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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『狼と香辛料(12)』(支倉凍砂/電撃文庫)読了。
いつもいつも大変な事件に巻き込まれて困ったことになるロレンスだけど、今回はわりと層でもない。いつもは巻き込まれるばかりだけど、今回は自分から首をつっこんでいくのだから、微妙に違うよね。事件そのものの、どちらかといえばロレンス自身は傍観者的な立場で、場の調整をするために介入する感じか。いつもと違ってロレンス自身の利害が絡んでいるわけでないので(まあ間接的にはともかくだが)、いつもほどに切迫感は感じられない感じ。その分、ロレンスとホロのいちゃいちゃぶりは相変わらずと言うか、作品の半分くらいは二人のいちゃいちゃで出来ております。要するになにが言いたいかと言うと、話が進まんなあ、と。ヨイツへの手がかりを探すだけでどれだけ巻数をかけているのか…。まあ6巻あたりから、話(と旅)の引き伸ばしに入っているのはわかるのだが、そろそろなにか動きがあってもいいのではないだろうか。まあ出版社がこんな金の卵をやすやすと手放すはずもないので引き伸ばされるのは半ば必然ではあるのだけど。世知辛い世の中だのう。
とは言え、二人のいちゃいちゃを読んでいるだけでも楽しいのはまた事実。今回はあまりサスペンスフルなところは多くなかったけど、それだけロレンスも商人として、人間として成長しており、生半可な修羅場ではびくともしないことでもあるので、それもおかしいとは言えないよね。これでオタオタしてたら10巻以上も何をしていたんだ、と言うことになる。と言うか、今までがあまりにも修羅場をくぐりすぎなので、たまにはこういう話もいいのではないだろうか。いや、僕がこんな調整役をやれと言われたら胃痛で死ぬけどね。それをものともしないロレンスさんは頼りがいがあるなあ、と思いました。終盤に入ってからの、詐欺師もかくや(というか詐欺だけど)という口八丁ぶりはとても楽しかったので、もっとでかい取引で大法螺を吹くロレンスさんというのももっと読んでみたいなあ、と思わされるのだった。
新鮮味と言うのは今更ないけれど、こういう安心感のあるシリーズも悪くはないと思うのです。 |